3冊の話


 連休もらえたので実家に帰りつつ、積んでた西尾本3冊を読んだわけで。
 ネタバレありますよ。


きみとぼくが壊した世界
不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界
・真庭語


きみとぼくが壊した世界  西尾維新
 案の定、様刻くんの言うとおりなオチになっちゃってたわけであって。
まぁくろね子さんに存分に惚れたのでいいんだけどさ。
 あと、なんかこういうどうしようもない大人が身内にいるって、西尾作品に多いよね。


不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界  西尾維新
 タイトル長ぇよと。
 なんというか、1冊読んだはずなのに読み終わった気がしないという不思議。なんだろう。え?え?え?ってうちに進んでいってえ?え?え?ってうちに終わったというか。
 弔士くんが間接的な犯人だろうなぁとは、途中で思ったけど。死んだのが男ばっかとか、カウンセリングでなんたらって所で。まぁ若干の違うはあったけど。こいつは本当に年を重ねてもかわんねぇな。
 バックアップ迷路ちゃんが男で、それがオチ付近まで明かされないのも西尾作品的に見れば想定内なちゃぶ台返し。むしろあばばばばばで笑ったわ。
 まぁ弔士くんが絡んでる時点で気持ちいいオチではないだろうなとは思ってたから、悪くなかった。とかいう上目線。
 むしろくろね子さん中学時代話であり最終巻な次回が気になる。


○真庭語 西尾維新
 表紙とかポスターとかでやけに出てるなぁと思った初代狂犬。まさか全話に出てくるとは。どんだけ好きだよと。
 初代蝙蝠なぜかミステリー風。そして初代の蝙蝠かっこよすぎる。これが数百年後にはかませ犬になるなんて……かわいそうすぎる。
それと、狂犬の件。ちょっと双刀読み直したんだけど、何百年経っても仲間思いだったり、頭に血が昇りやすかったりするのを見て安心というかなんというか。双刀読んでるときはなんだこいつしょべぇwwとか思ったけど、真庭語読んでると印象変わるなー。と。
 初代喰鮫喰鮫は基本的に悲しいですねとかいいですねとかそんなの繰り返すやつばっかなのか。しかも数百年後よりもやばいレベルの渦刀とか埒外すぎる性格とか、なにこいつやべぇ。俺だったら絶対こいつの部隊に入りたくねぇよ。恐怖政治すぎる。でも渦刀でみんなをポンポン倒してくシーンはかっこよかった。
 初代蝶々うわぁぁぁ。まさかの一根との接触。しかもそれで鏡花水月ができるとか熱すぎる。でも六世代先の真庭拳法と虚刀流の戦いは思ってたよりもあれだったよねとか。
 初代白鷺逆鱗探しってのは、まさか読んで字の如くな忍術なんだろうか。詳細は分からないけど、そうだとしたら斬刀の時の白鷺のしゃべり方こそが逆鱗探しなんじゃないかとか勘ぐってしまう。つーか、白鷺と名前のつくやつはまともなしゃべり方しねぇな。一回初代のイントネーションで声に出してみたけど気持ち悪すぎる。


 なんか、真庭語は続きがでそうだし、ファウストBはもうすぐ出るし、化物と刀がアニメ化するし。西尾熱がやばい。すげぇやばい。